2024.06.14
今や知ってて当たり前?! 最新車の安全性能をサラ~ッと解説!
はーい、こんにちは!
いきなりですが、近年テクノロジーの進化にともない、車の安全性能の進化には目を見張るものがありますね。
最近発表されている新型車なんかは、車のあちこちにカメラが搭載されていたり
センサーがついたり、運転しててもうるさい程の警告音が鳴ったり・・・
色んなものの装備が義務付けされ物価上昇もあいまって、車の値段もどんどん上がってきています!
それもこれも車の事故での死亡者を減らすため。国が予防安全を進めていっております。
しかしながら、私たち車屋さんもどんどん進化する性能に脳みそが付いていけていません!
頑張ってカタログ読んでます!
でも、きっとユーザーの皆様はもっと付いていけていないですよね?!
せっかくの性能も内容が分かっていないと宝の持ち腐れってなもんです。
中には勘違いして理解している内容もあるかも?!
そこで!
今日は一緒にお勉強をしましょう!!という事でコラムのスタートです♪
■自動ブレーキ
よく聞きません?自動ブレーキって
スズキ車は「デュアルセンサーブレーキサポート」
ダイハツ車は「衝突回避支援ブレーキ機能」
このようにカタログに書いてますが。ほんま統一してほしいものですわ。
「スマートアシスト」やら「セーフティーサポート」やら
メーカーごとのカラーを強調しているんでしょうが
消費者からしたら迷惑なものです。
しかも、システムの作動条件もメーカー毎にちょっと違いますし。
そこは全メーカー統一でいいんじゃないかって思っている今日この頃です。
まあ文句はこの辺にしておきまして、
はい、自動ブレーキとはその名の通り、フロントガラスやフロントグリル等に
装着されているカメラやレーダーで前方の車や障害物を検知し、
衝突の恐れがある場合には、警告音などを鳴らしドライバーに知らせます。
さらに衝突の危険がある場合は、車が自動的にブレーキを作動させ、
衝突の回避や被害の軽減を支援する機能となっております。
さらに前方の車だけでなく歩行者を検知できるものも増えてきており、
今後はAIなどが導入されて更なる進化も期待できるかも!?
ただし、カメラやレーダーでの判断となるので天候や環境によって
誤差は生じますので、過信は禁物です。
システムの作動にも条件があり、メーカーによって若干違いますし、
一定の条件を満たした上で作動しますので、そこのところはお忘れなく!
100%安全!とは言えませんが、あるのと無いのとでは大違い!!
2021年11月以降、製造の新車には装着が義務付けられており
新型車には搭載されております!
■ペダル踏み間違い時の加速抑制機能
近年では高齢ドライバーのアクセルとブレーキの踏み間違いで大事故を起こしている
ニュースなどを耳にする機会も増えたのではないでしょうか?
近年は少子高齢化の影響もあるのか無いのか、高齢者の自動車事故が
注目されております。
実際このようなことがきっかけで平成30年から車の安全性能試験に
加えられたようですね。
自動ブレーキ同様こちらも作動条件が決まっており、
いかなる場合も作動するわけではありませんのでご注意を。
基本的な性能としては、車の前後にある障害物を検知し、
衝突の危険がある場合に、エンジン出力を制御し急発進や急加速を防ぎます。
こちらもあるのと無いのとでは大違い。
「おじいちゃん、もうすぐ免許返納でしょ。」
「あと数年しか乗らないんだから、買うなら中古でいいじゃない?」
逆ですよ!新型を購入するようにして、リスクを減らすようにして下さい!
■高機能前照灯
みなさんご存じのとおり、ヘッドライトは「ロービーム」「ハイビーム」
2種類あります。
当然のように、人それぞれですが使い分けされているのでは?
運転中に対向車が眩しかったら迷惑です。逆の立場でも同じことが言えます。
だから自身もハイビームの使用を避けがちではないでしょうか?
しかし交通事故の多くは夜間、雨天時など視界が悪い中で
多く発生している傾向にあります。
こういった統計をもとに警視庁ではハイビームの使用を推奨しておりますが、
なかなか意識的に変える事は難しいですよね。
そこで誕生したのが「オートハイビーム」です。
ベースはハイビーム。車の前方に装着されたカメラやセンサーによって、
対向車や先行車や街灯などを検知し、ロービームに切替を自動で行います。
しかし、この機能を嫌う方は当然いらっしゃいますので、
オートハイビームは、ON/OFFの切替が可能となっておりますが、
近年では、対向車や先行車のエリアのみを部分的に減光できる
「自動防眩型消灯」も登場し、より使いやすく工夫されてきております。
ここまでお話してきたように、車の安全は日々年々進化を続けており
新型車であればある程、より高い安全性能が期待できます。
今回紹介させて頂いたのはごく一部であり、安全装備はもっとたくさんあります。
一昔前まででは救えなかった事故も、現代の機能の追加によって
救われている事故だっていっぱいある事でしょう。
では、また次のコラムでお会いしましょう~♪