2025.11.17
オールシーズンタイヤってどこまで走行可能??
オールシーズンタイヤは雪道で本当に大丈夫?
近年、国内でも装着率が高まっている「オールシーズンタイヤ」。
季節を問わず使える手軽さや、タイヤ交換の手間を減らせる点が魅力で、
「スタッドレスほど雪が降らない地域なら、これで十分なのでは?」
と検討する方も増えています。
しかし、実際に雪道でどれほどの性能を発揮するのかは、気になるところです。
今回は、カーショップ神戸からオールシーズンタイヤの特徴や雪道での実力、
そして選ぶ際の注意点を分かりやすくご紹介します。
■ オールシーズンタイヤの基本性能
オールシーズンタイヤは、「サマータイヤ」と「スタッドレスタイヤ」の中間に位置する存在です。
乾いた路面や雨の路面ではサマータイヤに近い走行性能を維持しつつ、
軽い雪道にも対応できるようトレッドパターンやゴムの配合が工夫されています。
タイヤのサイドウォールには「M+S(マッド&スノー)」
や「スノーフレークマーク」が刻印されており、
積雪路をある程度走れることを示しています。
■ 雪道ではどれくらい走れる?
結論から言うと、、、
“薄く積もった雪” や “日陰のシャーベット状の路面”には対応可能です。
しかし、本格的な積雪や凍結路面ではスタッドレスタイヤに大きく劣るのが実情です。
ブレーキ性能や発進時のトラクション、登坂性能など、
厳しい冬道で必要とされる“路面をしっかり捉える力”はスタッドレスのほうが圧倒的に優秀。
気温が低くなるとゴムが硬くなりやすいため、氷上性能も限定的です。
そのため、神戸や関西圏のように
「年に数回うっすら雪が積もる程度」「高速の冬用タイヤ規制に対応したい」
といったユーザーには相性が良いですが、
北陸や東北などの降雪地域で日常的に雪道を走る方には向きません。
■ どんな人に向いている?
・普段は乾燥・雨の路面がほとんど
・朝晩の冷え込みによる凍結路はあまりない
・年に数回、軽い雪が降る地域で万が一に備えたい
・タイヤ交換の手間を減らしたい
このような方には👇
オールシーズンタイヤはコストパフォーマンスの高い選択肢となります。
(結論)
-
オールシーズンタイヤは一般的にトレッドライフ(寿命)は長めで、
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良品質モデルでは50.000–95.000マイル(約8万〜15万km)程度というデータがある一方、
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本格的な雪・氷路でのグリップや氷上ブレーキ性能はスタッドレスタイヤに劣る。
■オールシーズンタイヤのメリットと注意点
メリット
・タイヤ交換の手間が省ける:冬と夏で履き替える必要がなく 時間・コストともに節約が可能。
・保管スペースの節約:スタッドレス/夏タイヤを別に保管する必要がない。
・安定した性能バランス:ドライ、ウェット、軽雪など、多様な路面に対応。
グッドイヤーのVectorシリーズなどは「四季を通じて安定した走り」をうたっており、雪や雨の日でも安心感があります。
注意点
・本格的な雪・凍結路には限界がある:
降雪量が多い地域は、頻繁に凍結する路面ではスタッドレスタイヤの方が性能が上。
・性能トレードオフ:
耐摩耗性を重視すると雪性能がやや落ちる。
逆に雪性能を高めるとライフが短くなりがち。
・適切なサイズ・型番の選択が重要:
車種(セダン、SUV、軽自動車など)や使用状況に合わせて選ぶ必要があります。
■ まとめ
オールシーズンタイヤは万能ではありませんが、
雪の少ない地域での“安心感を手軽に確保できるタイヤ”として非常に有用です。
とはいえ、冬季の雪が本格的なエリアでは、
スタッドレスタイヤが依然として最も安全な選択と言えるでしょう。
使用環境に合ったタイヤ選びが、あなたのカーライフと安全を守る第一歩です。
気になる方は、ぜひカーショップ神戸までご相談ください。



